Logbook — Column ①
ここまで短期間に集中的にAIについて考えてきて、ふとこの疑問が湧いた。そして結論はyesだ。既にOSにAIを組み込むことは行われているしこれからも進むだろう。そしてその先は?
著者の観測してきたOSの歴史はCUIからGUI、その後は画面がただリッチなルックになっていくだけだった。途中音声入力やペン入力、ジェスチャーによる操作などがあったが、それらは一部で使われるものの主流にはなっていない。処理能力や精度が低くて実用に耐えなかったからだ。しかしAIは音声認識を膨大な学習データから実用に十分に耐え得るレベルへと到達せしめた。
また、アプリケーションはOS上での動作だけでなくプラットフォームを跨いでWEBアプリケーションとなり、SaaSが勢いを持ったが、生成AIが特定業務特化型のカスタマイズされたアプリケーションをローカルで作成できることによりSaaS業界へ影を落としたりもした。
まずは現OSの機能の一部として、やがてハードウェアの計算リソースをユーザーがAIを介して直接操作する未来が来るのではないかと予想する。それにはそのように設計されたミドルウェアが必要だが、GUIによって劇的に使いやすくなったはずのOSでさえ使いにくいと感じて忌避する人たちは現在でもまだ存在するのも事実だ。
ならば、言葉やジェスチャー、表情などを読み取りそれらを総合的に判断して求める結果を返すインターフェースはすぐにでも実用化できそうだし、SFドラマシリーズ『STAR TREK』での船内コンピュータのように音声入力で動作し、時には3Dプリンタで物質的な出力を返し、アンドロイド「データ」のように肉体を持って良きバディとして振る舞える未来への焦点はかなり合ってきていると感じられる。同ドラマでのホロデッキという仮想現実体験シミュレータもガウシアンスプラッティング技術が実現化の片鱗を見せている。
テクノロジー楽観主義者の私には楽しみでならない。
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